公開日 /-create_datetime-/

2022年3月末、国内通信事業者の先陣として、auが3G対応のサービスを終了します。それに続いて2024年1月末にはソフトバンクが、さらに2026年3月末にはNTTドコモも3Gサービスを終了します。
時期に違いはあるものの、3Gサービスがなくなることで、これまで3G対応の機種を使っていたユーザーは、必然的に新しい機種への変更を迫られます。この3Gユーザー層を、大手キャリアが見逃すはずがありません。では今後ガラケーからスマートフォンへの変更はどのように進むのか、最初に動くauを中心に検証してみましょう。
携帯電話利用者の総数に占めるガラケーユーザーの割合は、2019年の調査では約18%にまで減少していました。それでも現時点で国内には、およそ2,800万人のガラケーユーザーが残存していると推測されています。
これだけの市場規模があれば、今後機種変更や他社への乗り換えなど、ガラケーユーザーの争奪戦が始まることは必至、いや、すでに始まっているとみても良いでしょう。
現在国内の移動通信システムは、第4世代の4Gが主流になり、携帯各社のスマートフォンも4G対応がメインです。さらにその先の5G対応機種も登場しており、ひと昔前の3Gはすっかり色あせてしまいました。
そこで携帯各社はガラケーユーザーに対して、自社サービスへの囲い込みと、他社からの乗り換えユーザーの取り込みを戦略的に進めています。新規契約が伸び悩む大手キャリアにとっては、新規顧客を拡大する最後のチャンスかもしれません。
ただし、3Gサービスが終了した時点で、いわゆるガラケーが完全に消滅するわけではありません。携帯機種メーカーは、それ以後も4G対応型のガラケーを継続して提供する姿勢です。つまり、スマートフォンに変更する以外に、最新型のガラケーに変更するという選択肢もあるのです。
auでガラケーを使用中のユーザーに対しては、数年前から個別にサービス終了の案内が届いていました。そこには、既存の3Gガラケー機種は使えなくなる、というメッセージがプラスされていましたが、ガラケーユーザーからすると、期限が来るまでは使い続けようという思いが強かったのではないでしょうか。
定期的に送られてくる案内には、その後お得な機種変更キャンペーンなどの特典が付加されるようになり、この時点でauは他社への流出防止に本腰を入れたと考えられます。それでも、ユーザー側は静観する構えをみせながら、さらにお得な特典を待っていたのが本音でしょう。
そして3Gサービス終了の約1年前というタイミングで、auは無料でスマートフォンに機種交換ができる上、1年間は特別料金が適用になるというキャンペーンを開始しました。このタイミングで、ガラケーからスマートフォンに変更したユーザーも多かったはずです。
無料で提供されるスマートフォンは、4G対応の廉価版~中級クラスであり、本体代金が不要であることを考えると、機種にさえこだわらなければ非常に魅力的な提案です。さらに初年度の料金が、場合によってはガラケーよりも安くなるプランも準備されていました。
また、機器の操作に不安があるユーザーに対しては、「スマホスタートサポート」を用意して、スムーズな移行をバックアップしています。実際にガラケーからスマートフォンへの移行は、少しの準備とわずかな操作で完了するのです。
au以外の各社も同様のキャンペーンを行うと考えられますが、auが他社よりもはるかに前に3Gサービスを終了することは、新規ユーザー獲得も含めた戦略の一環ではないでしょうか。
携帯各社は1歩先をにらんで、データ使用量無制限で料金を抑えた5G対応プランをスタートさせています。機種代金の割り引きや各種特典も用意して、一気に4Gを飛び越えたユーザーを獲得するのが狙いでしょう。
ただし、現状では機種代金が高額で、対応エリアやサービスが限定的なので、5Gスマートフォンが主流になるには、もう少し時間がかかると予想されます。現行では4Gのサービスを中心に、スマートフォンと4G対応ガラケーが共存する状態がしばらく続くのかもしれません。
スマートフォン全盛の現在でも、料金の安さと使い勝手の良さから、3Gガラケーの潜在的なユーザーは3,000万人近くも存在します。複数の携帯を所有するユーザーを考慮しても、この数字は国内携帯市場の20~30%を占めるでしょう。
これらのガラケーユーザーを、いかにして自社のサービスに取り込むかが、情報通信各社の今後の中枢的な戦略になるはずです。その先にある5Gサービスの普及も視野に入れて、携帯各社は思い切った動きをみせるのではないでしょうか。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
WEBサイト製作の業務委託契約書の作成方法と注意点
どう選ぶ?契約ライフサイクル管理(CLM)ソリューションの選定に役立つ評価チェックリスト
業務委託契約の基本がわかるハンドブック
失敗しない請求書受領システム選び方ガイド【2024年1月最新版】
岩本広告主(総合)用お役立ち資料
1月16日~1月22日のManegy人気記事ランキング|Weekly Ranking TOP10
【社労士執筆】2026年度税制改正 年収の壁、年収178万円で合意!基礎控除・給与所得控除の変更点と実務対応
労務コンプライアンス経験は転職で強い?求められるスキルと成功事例を徹底解説(前編)
2025年の「負債1,000万円未満」倒産 527件 3年ぶり減少も2年連続の500件台で高止まり
一般事業主行動計画の戦略的運用設計: 金融教育とFP相談で「くるみん認定」以上の実効性を
空間共有システム選び方ガイド
業務委託契約(Service Agreement)の英文契約書を作成する際の注意点を弁護士が解説
サーベイツールを徹底比較!
請求書の印刷・封入作業をゼロに!電子請求書発行システム「楽楽明細」導入事例集
よくある残念な英語研修VS成果を出した英語研修の短期計画
社員が自走する! 働きがいの溢れるチームの作り方【セッション紹介】
海外進出を成功させるグローバル人材育成戦略とは
AIと働く時代に「自分の仕事」をどう創るか —ジョブ・クラフティングの実践
社外との円滑なファイル共有を実現する中小企業のクラウドストレージ活用法
OEM契約とは?メリット・デメリットからOEM契約書の重要条項まで整理
公開日 /-create_datetime-/