公開日 /-create_datetime-/

キャッシュレス決済で買い物をすれば、ポイントがつくのが当たり前の世の中になっています。会社の経費で物品購入をした際のポイントや、出張の際に得たマイルなどは、どのように扱うべきでしょうか。個人で、勝手に使うのは“横領”になるのでしょうか。
ギフト券5000円分が貰える!
管理部門の情報収集キャンペーンのお知らせ
仕事で使う物品購入の費用を立替払いした場合、個人所有のカードを使用すれば、ポイントが付与されることも多いでしょう。そのポイントは、個人で自由に使うことができるのか、それとも業務上横領となるのか、大いに悩むところです。
法律的な解釈は、「ポイントそのものは、会社の資産には該当しない」となるものの、業務上で得たポイントを、無断で私的に着服したという観点では、「刑法の業務上横領に該当する可能性もある」と、ケースバイケースのようです。
会社名義のカードなら、ポイントは会社のカードにつきますから何の問題はありません。しかし、現金の持ち合わせがない場合や、期間や商品によってはポイント倍増などのサービスもあり、つい個人のカードを使いたくなるシーンもあるでしょう。
口をつぐんでいれば、同僚にも上司にも知られることはありませんが、領収書やレシートから露見してしまうこともあります。ですから、業務上で得たポイントは、やはり会社のものとして扱うことが正しい選択ではないでしょうか。
ところで、数年前に大きな話題となったのが航空会社のマイレージです。出張が多ければ多いほど、マイレージが貯まります。
ところが、航空会社のマイレージクラブへ加入できるのは個人です。個人の搭乗記録(航空チケットの半券)をもとにマイレージを加算する仕組みで、法人が加入することはできません。
そのため、「マイルを貯める行為自体が会社に直接損害を与えたとはいえず、直ちに刑事上の罪に問うことはできない」という見解と、「航空料金を出したのは会社だから、マイルも会社に帰属する」という、両方の見解があります。
しかし、「直ちに刑事罰に問われることはない」とはいえ、ポイントの流用と同じように、やはり後ろめたさが残る行為といえるでしょう。何よりも、会社との信頼関係が損なわれることになりそうです。
ポイントにせよマイレージにせよ、個人で利用しても、明確に“横領”と決めつけることはできません。しかし、ポイントが会社に帰属することが明白な場合、たとえば、法人名義の契約やカードで貯まったポイントを個人で使う場合は例外です。
また、就業規則に「経費立替によるポイントは会社に帰属する」と定められている場合や、高額備品の購入による高額ポイント付与、頻繁な出張や経費立替など、“一時的”とは見られない場合も、ポイントは会社に帰属すると考えられます。
会社に帰属するポイントを、会社に無断で個人の消費に使えば、横領罪に問われる可能性があるということを、しっかりと認識しておきましょう。通常の横領罪は5年以下の懲役ですが、より悪質な場合は、10年以下の懲役になります。
業務上横領とは、刑法253条によると「業務上自己の占有する他人の物を横領」することです。たかがポイントと軽く考えていると、思わぬリスクを抱え込むことにもなりかねません。
いまや、買い物にはポイントという名の“おまけ”がつくことが当たり前の時代です。会社の了承を得ずに、仕事に乗じて個人的に利得を得る行為は、会社に対する裏切り行為でもあります。貯まったポイントをどのように使うのかは、会社側と相談したうえで使うようにしましょう。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
契約不適合責任とは?売買契約書で 注意すべきポイントについて
法務部の負担を軽減!「契約ライフサイクル管理システム(CLM)」のキホンを徹底解説
5社比較表付き!電子帳簿保存システム選び方ガイド
債権管理・入金消込効率化『Victory-ONE/G4』導入事例 ~入金消込の効率が飛躍的にアップ! ティーペック株式会社~
誰もが悩む5つの組織課題をサーベイ導入で解決するヒントとは?
1月16日~1月22日のManegy人気記事ランキング|Weekly Ranking TOP10
【社労士執筆】2026年度税制改正 年収の壁、年収178万円で合意!基礎控除・給与所得控除の変更点と実務対応
労務コンプライアンス経験は転職で強い?求められるスキルと成功事例を徹底解説(前編)
2025年の「負債1,000万円未満」倒産 527件 3年ぶり減少も2年連続の500件台で高止まり
一般事業主行動計画の戦略的運用設計: 金融教育とFP相談で「くるみん認定」以上の実効性を
新規ユーザーも 乗り換えユーザーも「シンプルで使いやすい」と 口コミを寄せる、勤怠管理に特化したクラウドサービスとは?
<人的資本開示 実践編 > 人的資本と組織サーベイ
英文契約書のリーガルチェックについて
株式会社I-ne導入事例~月間の受注データ件数は20万件以上!『 Victory-ONE【決済管理】』の導入で 業務効率化と属人化の解消を実現~
債権管理・入金消込効率化『V-ONEクラウド』導入事例 ~午前中いっぱい掛かっていた消込作業がわずか数分で完了! アデコ株式会社~
社員が自走する! 働きがいの溢れるチームの作り方【セッション紹介】
海外進出を成功させるグローバル人材育成戦略とは
AIと働く時代に「自分の仕事」をどう創るか —ジョブ・クラフティングの実践
社外との円滑なファイル共有を実現する中小企業のクラウドストレージ活用法
OEM契約とは?メリット・デメリットからOEM契約書の重要条項まで整理
公開日 /-create_datetime-/