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『財務ひとすじ。仕事を「おもしろく」するキャリア』 CFOインタビュー ウイングアーク1st株式会社 - 藤本泰輔氏

公開日2020/10/13 更新日2025/04/24 ブックマーク数
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ソフトウェアとクラウドサービスを通じて、企業の情報活用を支援しているウイングアーク1st株式会社。

今回は、日本特有の緻密な帳票にも柔軟に対応出来る帳票基盤ソリューション「SVF」に代表される『帳票事業』と、誰もが必要な時にデータの集計・分析が出来るプラットフォーム「Dr.Sum」「MotionBoard」などを提供している『データエンパワーメント事業』を展開する同社のCFO、藤本泰輔さんにお話を伺いました。


キャリアのスタートは思い通りではなかった

-御社は事業の発足から今年で17年目を迎えられますね。今までインタビューさせていただいた企業の中でも歴史のある方ですが、藤本さんご自身のキャリアとしてはいつ頃から財務に関わっていらっしゃるのですか?

新卒で入った会社からなので、最初からずっとですね。

-元々やりたいことだったのですか?

そういうわけではなかったですね。大学を卒業して最初は建設会社に入ったのですが、そこでやりたかったのは、漠然とですけど自分が関わったものがずっと残っていくという仕事がしたいなと思っていたんです。例えば大きなビルを建てるとかダムを造るとか。だから建設会社を志望して入社しました。

でも、入社後に配属されたのがなぜか本社の経理部だったんですよ。当時の入社動機とはあまり関係ないところでして(笑)それが私のキャリアのスタートです。

経理をやると思っていなかったので、当然簿記とか会計知識とか何もない状況のまま入りましたから、そこから猛勉強の日々でしたね。

-今でも続けられているということは、やってみたら意外と性に合ったのですかね?

そうですね。やる前はお金関係のことは自分には合っていないのではないかと正直思っていましたが、やってみると意外とおもしろかったですね。

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経理だとお金の事を扱うので経営と距離が近いんですよ。会社の財務状態も把握出来て、経営に近いところで仕事が出来る。しかも本社の経理だと比較的若い時からそういったところで仕事をさせてもらえますし。そこに魅力を感じてハマっていって今まで続けている感じですね。


-何年くらい携わっていたのですか?

8~9年ぐらいですね。ずっと本社の経理だけです。異動も多い会社でしたけど私は動かなったですね。

-最初に大企業を経験して良かったことはありますか?

オーソドックスな経理のイロハをしっかり学べたのはとても良かったことですね。CFOのようなポジションの方もいましたし、人数が充分いることで仕事が細分化されていて一つ一つ学んでいくには分かりやすかったと思います。

新卒の時は仕訳を切ったり毎日銀行に小切手を持っていったりという、下積み的な事を相当やりました。ここでだいぶみっちり鍛えられたなと思いますし、自分の身になり骨になった経験と言えますね。

本社経理として全社の決算を取りまとめていたので、その経験にもとても意義を感じていました。全国の支店の数字を見て取りまとめて、マネージメントラインに報告するという。

経験を積むたびに、最初は何も知らなかった人間がよくここまで出来るようになったもんだなぁと感じたりもしましたね。

-貴重な経験をされたのですね。10年弱で退職された理由は何だったのですか?

10年弱同じ会社にいて、その中でのキャリアの道筋が見えなくなったというところですね。この会社の中で今後どういう仕事をしていくのだろうと。

加えて経理財務でキャリアアップしていくのだとしたら、もう少し別の経験も積んでおきたいということも考えていました。大企業には大企業の良さがありますが、同じようにもう少し規模の小さい会社や物事の流れが速い会社の良さもあるので、そういうところでやってみるのも自分の経験になると思ったんです。

それで転職を決めて、次は不動産系の会社に行きました。

-そこでも経理だったのですよね?スタートアップに近いところに行かれたのですか?

スタートアップではなかったですね。それなりの規模の会社ではありました。

基本的には不動産の仲介がメインだったのですが、私は不動産のファンドを担当させていただいていたんです。SPC(特別目的会社)を作って不動産を買って、その会社で収益管理をしてそれをまた転売するとか。そこのファイナンスに関わらせていただいて、いくつかののSPCを任されていた形だったんですね。そのSPCの管理もしつつ本体の決算もやったりとか。

それまでになかった新しい世界でしたのでとてもおもしろかったですね。

-新しい分野で経理を通じたキャリアアップを望まれていましたから、それはご自身の願い通りになったのですね。その後、外資も含めてまた業種の違う会社を複数経験されているとのことですが、転職するときに軸にしている考え方はありますか?

転職するときに思っていたのは、自分自身がそこでどんな成長が出来るか。その会社で何に貢献出来るかということですね。

あまり業種業界は気にせず、その会社がどういう事業をしていて、その事業が自分なりに面白いとか興味があると思えるかどうか、あとは先ほどの自分に何が出来るかということだけ考えて決めるようにしていました。

IPOも経験。外資系企業のファイナンス責任者となり能力を発揮した前職

-転職された会社での新しい経験を挙げるとすれば何でしたか?

上場準備ですかね。

次の転職先はゴルフ場の運営をしている会社だったのですが、当時はは日本で1番、2番目くらいのゴルフ場運営会社でした。そういったゴルフ場の経営管理とか連結決算業務をしつつ、上場準備のチームに少し関わっていました。それで無事に在籍中に上場しました。また違う経験が出来たので、これもおもしろかったですね。

その会社は、今までのキャリアの中でいちばん規模の大きな会社でした。従業員は数千人いて、ゴルフ場も日本に100ヶ所くらい持っていて。

ただ、それだけ関係先が多いと連結決算とか数字を取りまとめるのが比較的難しくなってくるじゃないですか。A社の人とB社の人でやり方が違うとかそういうことがいくつもあって。そこの流れを1回綺麗にしてオペレーションを作るということをまずやりました。大変だけどこれもおもしろい経験でしたね。

-この時点で藤本さんが何歳くらいのときですか?

30過ぎですね。32~33歳くらいだと思います。

-働き盛りですね。それだけ会社に人数がいらっしゃれば上司や同僚も多いと思いますが、影響を受けた方はいらっしゃいましたか?

何人かいらっしゃいますが、トップCFOの下にコントローラーっていう部長みたいな役職の人が何人かいたのですけど、そのうちの一人の上司だった人ですね。マレーシア人の方で非常によくしていただきましたが、その方が元の会社に転職された際にお声がけいただいて僕もその会社に転職しました。

-すごいご縁ですね。転職先の業種は何だったのですか?

外資系の広告代理店でした。WPPというおそらく世界で1番大きな広告代理店グループの1社で、本社はニューヨークでしたね。

ファイナンスの部門が整ってないので来てくれないかとお誘いいただいて。その方ともまた働きたいと思いましたし、グローバル企業というところにも興味があって転職しました。

-その元上司の方が誘ってくれたという理由が大きそうですね。

そうですね。その人はすごく面白い方でしたし、広告代理店というのもまた前と全然違う業種で面白そうでしたしね。それまではグローバルに仕事をしたことがなかったのでどんなものなのだろうという興味もあって。

もうひとつはそのファイナンス部門を立て直す、といったらおこがましいのですけど、任せるからやってくれないかと言っていただいて。そこにも意義を感じて転職を決めました。

-過去のインタビューでも海外の本社とのやり取りについて伺ったことがありましたが、海外と仕事をする際に気を付けていたことはありますか?

本国向けの財務レポートはIFRS(国際会計基準)に直さないといけないので慣れるまではそこが難しかったですかね。一方で日本側は日本の会計基準や税法に準拠してやらないといけないですが、外資の場合はあまりその辺りは関係ないかもしれませんね。本国向けのレポートが重視されますし。

あとはヘッドクォーターに向けて仕事をするということになるのですが、様々な国の方とやり取りすることは面白いと感じましたね。そこの感じ方は人それぞれかと思いますが。

あとは英語でしょうか。私は英語がそんなに出来るわけじゃなかったのでそこのやり取りは結構苦労しましたね。

―育った環境の違う外国人の方と働くにあたって、英語のほかに必要なものってあると思いますか?財務だと数字は世界共通だからそれだけ扱えればもしかしたら仕事は出来るかもしれませんが。

確かに言葉の壁があっても仕事は出来ると思います。経理財務の領域だから成立していたのかなと思うところはありますが。

でもやっぱり言葉の壁はあっても同じ会社で同じように働いている人同士なので、そこはこちらがコミュニケーションを取りたい姿勢を見せればちゃんと受け入れてくれると思います。

あとは、海外は多くが成果主義ですから評価のされ方が日本企業と違うところは大いにあります。そこもちゃんと何が評価軸なのか、自分がすべき事は何かということを日々考えていないといけないかなと思います。

設立されて間もない頃のウイングアーク1st株式会社へ入社。

-次に現職であるウイングアーク1stさんに移られたのですね。こちらはどなたかお知り合いがいらっしゃったのですか?

いえ、転職エージェント経由ですね。

-そうなんですね。また違う業種ですが、藤本さんの専門分野でのソリューションを提供されている会社さんですよね。決め手はそういうご自分との親和性ですか?それとも事業フェーズが合っていたとか?

1つは事業の成長可能性ですね。日本のソフトウェアでパッケージソフトを提供していて。帳票ソリューションってすごくニッチなんですけど、請求書や領収書といった帳票って長く日本社会にあるものじゃないですか。それらの業務改善やデータ活用を幅広く、高い視野で行っている会社でけっこうユニークなポジションを持っていたんですね。今後の可能性も非常にあると思いました。

ウイングアーク1stは2004年に元の会社からスピンアウトして創った会社で、私は2007年に入社したのですが当時はまだほとんどベンチャーに近い感じだったと思います。そういうフェーズだからイチから一緒に創っていくことが出来そうだなと。

IPOも視野に入れた上で採用されたポジションでもありましたし、新しい会社がどうやってIPOを目指せるまでの成長するかなという、そういう期待や魅力を感じたというのが2つめの理由ですね。

-ベンチャー企業に入社するのはご自身のキャリアの中では初めてのことですかね?

言われてみればそうですね。初めてですね。

-もちろん今までのご経験がかなりあるので当初からすごくバリューを発揮されたと思いますが、入社後にジャスダックや東証二部への上場にも関わっていらっしゃったのですよね?

そうですね。2013年にMBOを行い非上場化したのですが、今年の春に改めて上場プロセスを進めていました。同じ会社で数回IPOプロセスを経験しているのは珍しいかもしれませんね。

-直近では今年の3月に上場を延期されていますが、これはコロナウイルスの影響ですか?

それが大きいですね。

-しかし御社のビジネスは今の状況においても伸びていますし、現に業績もとても良いですよね?

そうですね。事業自体は伸びています。ただ、COVID-19の影響もありますが色々な事象が重なり延期することとしました。改めてIPOというのはタイミングも重要であることを身に染みて感じました。

-当然、上場に関してはCFOである藤本さんが中心となって進めていたことと思いますが、このご決断にあたって当時考えられていたのはどんなことでしたか?

前年も一度延期していて二度目となりますので、自分の中ではすごく響いたというか。昨年から次のチャレンジに向けて準備を進め、今回満を持してと思ったのに叶わなかったので、自分の責任を重く受け止めました。

社員の皆の顔が次々に浮かんで来て、なんと表現して良いか分からない気持ちになりましたね。

これからのウイングアーク1stの可能性

-大切なことなので、各ステークホルダーとともに御社にとってベストなタイミングを見られているのですね。今回延期をされてまた次を目指されていることと思いますが、いま藤本さんが個人的に感じているご自分のミッションややりたいことはありますか?

常に社内でも言っているのですが、当社のビジネスや取り組んでいることってすごく社会に貢献していると思うんです。いろんなバリューチェーンの帳票だとかデータ活用っていうのは今この世の中で求められているものですし、そこを担っているという自負もあるので、当社のような会社がパブリックになるべきじゃないかという想いがすごく強くあります。

なので必ず上場は成し遂げたいと思っていますが、そのための財務戦略や成長戦略をさらに盤石にしたいですね。CEOと共に次のステージに向けて会社全体の舵取りをしていくのが自分のミッションと思っています。

会社が良い形に整って、社員がハッピーになれると良い。会社に誇りを持ってもらえるような、そんな姿に出来ればなというのが今の想いです。

-御社のサービスは官公庁も含めて色々な業種ですでにパブリックな企業が幅広く使っていますよね。導入者数もすごく多いですし、社内のナレッジも相当たまっているのでしょうね。

おっしゃっていただいた通り、我々のサービスやビジネス自体はあまり業種業態を問わずに様々な方に使っていただいています。

馴染みのあるところで言うと、宅配便の伝票がありますよね。ああいったものも当社のプロダクトから出ているもので。社会の中の気が付かないところに存在しているんです。

ですので、よく社長の田中も言っているのですが、帳票ビジネスというのはある意味社会のインフラに近いんじゃないかなと。蛇口をひねれば水が出るみたいな。それぐらいの当たり前なものって意識しないでも生活の中にありますよね。

もし宅配便の伝票が出なくなってしまったら、物流が止まってしまうことにもなりかねないと。そこを当たり前のように止めずに常にシステムを動かすっていうのは当たり前に運用しているから目立たないけど、かなり責任のある分野なのです。だからインフラだなと。

当たり前にミスなく運用することが求められて、かつ何か起きた時には重大なことになるという点で言えばバックオフィスの仕事にも通ずるものがありますね。

同社が提供するデータの集計・分析が出来るプラットフォーム「MotionBoard」

-確かに。どちらにしてもすごくやりがいや社会への貢献度が高いですね。

そうですね。面白い領域です。どんどん拡がっていくサービスなので、だから私も13~14年と今までで一番長く在籍しているのかもしれませんね。毎年おもしろくなっていきます。

-入社時はまだベンチャー企業だったと仰っていましたが、こんなに成長すると思っていましたか?

入社したときは売上が確か今の1/3くらい、社員数は100人もいなかったと思うんですよね。今はグループ全体で600~700人いますが。そう考えると成長しましたね。当時はもちろん可能性は感じていましたが、がむしゃらに邁進してきたので思い返せばあっという間でしたね。

これからのバックオフィスの在り方と、CFOという仕事について

-藤本さんはCFOで出来ることのなかで経験されていないことってもうあまりないのじゃないですか?

いろんな業界を経験して来ていますし、割とファンドの下でやってきた経験が長いのでそこでだいぶ勉強になった部分はありますね。今も大株主はグローバルファンドですしね。

特に今のガバナンス体制は勉強になります。ファイナンスのプロであり経営のプロである人たちと一緒にやって来たというのはすごく自分の中で肥やしになったなと思っていて。

CFO、ファイナンス領域であと何をやっていないのかなというと今ぱっと思いつかないですけど、それなりに経験してこれたと思います。

-そうですよね。コロナ禍で急激に働く状況が変化した今の時代に、バックオフィス業務に従事する人が意識すべきこととか、どう変わっていくべきかというところに関してお考えはありますか?

本当に、バックオフィスに限らず仕事のやり方とか働き方が根本的に変わって来ていると思うんですよね。それはもうCOVID-19以前からそうです。

経理だとかファイナンスの人たちは今までの決算書を作るとかそういう実務から、より会社の経営に近い立場で働いているという意識を持つべきかなと。CFOや管理部長だけじゃなくて、全メンバーですね。

システムがやれることはそこに任せて、自分たちはより創造的な、管理部門としても会社の成長に貢献をしていくべきだと思います。経理部門でいうと、正しい会計処理を行い決算書を作るだけが仕事じゃなくて、そこはもっと効率化を図って、空いた時間で会社に直接的に貢献出来ることは何かと意識して動くことが重要かなと。そのためのインプットに充てるのでももちろん良いですよ。大事なのはその意識を持って動いているかどうかなんです。

-そうですよね。どんな立場でも自分が会社にとって貢献出来ることは何かを本質的に考えたいですね。藤本さんはCFOという職種に就かれたのはウイングアーク1stさんが初めてでしたよね?

そうですね。

-様々なご経験があるかと思いますが、藤本さんの考えるCFOとはどんな仕事でしょうか?

ひとつは、会社という船の舵を取って進める役割だと思っています。

CEOのナビゲーターであり一緒に進む人なんですよね。わたしの領域としてはファイナンスだったり、ガバナンスであったり、バックオフィスかもしれないですけど、CxOと言われる人はそうやってそれぞれの専門領域で舵を取る人達なのだと思います。

CFOで言うと上場すれば例えば株価が1つの指標になるのでそこで企業価値をいかに上げるか、どうやってそこに貢献するのかがわたしの役割かなというふうに思っています。

-CEOを経験しようとかはあまり思われていないですか?

今のところはないですね。どちらかというとCEOをうまくサポートして伴走するような、そういった立ち位置が性格的に合っている気がしています。

-なるほど。そこはご自分の適性とご自分のやりたいとこがマッチしているのですね。

今のところはそう思っています。

-在籍中にこれだけ会社が大きくなったら、今後も楽しみですね。

そうですね。色んなことがある会社なので、この会社に10何年いれるっていうのは自分に合っている環境ということだと思います。けっこうやんちゃな人が多い会社ですしね。一緒に仕事をしていて非常におもしろい人が多いので、これからもみんなでおもしろいことをやっていけたらと思っています。

-長いご経験のなかで、どの会社、どの仕事においても「おもしろい」という言葉が出てきたのがすごく印象的で、時々で楽しみながら求められていることを実現されてきたのだなと感じました。藤本さんありがとうございました。




【プロフィール】
藤本 泰輔
ウイングアーク1st株式会社 執行役員CFO


大学卒業後、建設会社、広告代理店等を経て2007年にウイングアーク テクノロジーズ株式会社(現ウイングアーク1st株式会社)に入社。
同社 経理財務部長を経て2016年より執行役員CFO 兼 管理本部長に就任。現在に至る。


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