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SDGsとは、2015年に国連で採択された、国際社会全体が2030年までに達成すべき17の目標のことです。その最大の特徴は、国・政府だけでなく、企業のような民間組織にも貢献が求められているという点にあります。特に経営資源が豊富で、社会への影響力の強い大規模企業の場合、果たすべき社会的責任はそれだけ大きくならざるを得ません。もしSDGsに反する行動を取れば、社会での評判を落とし、企業価値を大きく下げてしまうでしょう。
そこで今回は、日本における大企業の1つ川崎重工業株式会社を取り上げ、SDGsに対してどのような形で貢献しているのかを紹介します。
川崎重工業は、輸送用機器(船舶、鉄道車両、航空宇宙等)、エネルギー、産業用設備、レジャー(モーターサイクル等)の各分野で多様な製品を開発、製造している総合エンジニアリング・カンパニーです。連結売上高は1,594,743百万円(2019年3月期)に上り、連結従業員数は3万5,691人(2019年3月31日時点)。日本を代表する大企業です。
川崎重工業では、SDGsへの取り組みとして「クリーンエネルギーの創出」、「陸・海・空の安心・安全、クリーン、快適な移動・輸送手段の提供」、「新興国を中心とした社会インフラの充実」、「自動車化による高齢化、労働力不足への対応」という4つのテーマを提示しています。
以下ではまず、同社の事業活動における目標ごとの具体的な取り組み内容を紹介しましょう。
・オートバイのライダーの操作をサポートする装備を二輪車に装着して死亡事故の減少に貢献。また、国内外で安全運転教室を実施。
・医療用ロボットの開発、および医薬品製造、介護医療、人体に負担の少ない治療法の加発などに従事。
・分散型発電の推進、LNG(液化天然ガス)船、LPG(液化石油ガス)船などの開発によってエネルギーサービスに対するアクセスを容易に。
・CO2フリーの水素の生成方法と輸送・貯蔵方法の開発。国際的パートナーシップの下で、水素エネルギーの実用化を目指す。
・低燃費で環境負荷の少ない船舶、鉄道車両、航空機、オートバイ、ガスタービン、ガスエンジンなどの開発、製造。
・労働力不足を補うための人協調型ロボットを開発・製造。
・高効率の発電設備、資源効率の高い機器類の提供。
・船舶や航空機、鉄道車両、モーターサイクル、産業用ロボットなどの開発、製造により、持続可能でレジリエント(回復力、復元力、しなやかさがあること)なインフラ整備に貢献。
・高効率化技術、低環境負荷技術の向上、研究開発、イノベーションの実施。
・安全性が高く、利用者にとって優しい鉄道車両の開発、製造。
・自治体への省エネのごみ焼却施設、水処理施設、脱硫・脱硝装置の納入。
・事業活動での廃棄物ゼロ、有害化学物質排出ゼロを目指し、水資源の保全・リサイクルの徹底、生物多様性を尊重する事業展開を実施(Kawasaki地球ビジョン2050にて提示)
・事業活動中におけるCO2排出量ゼロ、およびCO2排出を大きく抑える製品、サービスの提供を目指す。
・企業間のパートナーシップ、産学官連携、オープンイノベーション(社外から新技術、アイデアを募集して革新的製品・サービスの開発や、新たなビジネスモデルの構築を目指すこと)に取り組み、世界的な社会課題の解決を目指す。開発途上国への技術移転・普及も推進。
上記は事業活動を通してのSDGsの取り組み内容でしたが、川崎重工業では、他にも社会貢献活動を通してのSDGsへの取り組みも行っています。取り組み内容は以下の通りです。
・小中学生向けの実験工作教室を開催するほか、企業ミュージアムである「カワサキワールド」、ロボットショールームの「Kawasaki Robostage」を運営。
・兵庫県、高知県で進めている森づくり。
・先ほど挙げたカワサキワールドの運営のほか、かがみはら航空宇宙博物館の展示支援、地域スポーツ活動支援(ホッケー等)、各種地域社会のイベントへの参加。
・ヴィッセル神戸のスポンサーとして活動。
・アメリカに社会貢献基金の「Kawasaki Good Times Foundation」を設立。
川崎重工業ほどの規模になると、SDGsへの取り組み内容は多岐にわたり、必ずしも事業内容と直結していなくとも、社会貢献活動としてSDGsに貢献しています。現在政府は、SDGsへの取り組みが遅れている中小企業に対して普及、浸透を図るべく取り組みを進めていますが、当の中小企業にとっては、何をどう取り組めばよいのか分かりにくいという面もあるでしょう。
そのような中小企業にとって、SDGsの先駆者である川崎重工業が行っている取り組みは参考になるのではないでしょうか。これからSDGsに取り組むという企業の経営企画やCSR担当者の方は、今回の記事などをs南港に自社でどのような取り組みができるのかを考えるきっかけにしてみてください。
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