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7月に入り、来春卒業予定の就活生の選考をすでに終えた企業もあるのではないだろうか。6月1日に面接が解禁される前から既に半数以上が内定を得ているといった報道もあり、今年が最後となる経団連の採用・就活ルールはすでに形骸化しているようだ。来年からは、政府主導のルールに切り替わることになっているが、人手不足を背景に採用の早期化は、さらに加速するとみられている。
ところで、学生に有利な売り手市場が続いている就職戦線だが、日本労働組合連合会の「仕事の世界におけるハラスメントに関する実態調査2019」調査によると、「職場でハラスメントを受けたことがある」は全体の38%で、「セクシュアル・ハラスメント」では、「受けた」が10.5%「ない」が89.5%と、全体では減少傾向にあるようだ。
ところが、就活中のセクハラを男女・世代別にみていくと、20代男性が5人に1人(21.1%)と最もセクハラを受けていることも明らかになった。
セクハラの内容は、男性では「性的な冗談やからかい」(39.8%)が最も高く、次いで、「性的な事実関係(性体験など)の質問」(23.9%)、「食事やデートへの執拗な誘い」(20.5%)となり、採用面接やOB訪問などで、性的なことを話題にされるケースが少なくないようだ。
女性では「性的な冗談やからかい」(36.6%)が最も高く、次いで、「食事やデートへの執拗な誘い」(29.3%)、「必要ない身体への接触」(22.0%)となり、個人的な関係を持とうと繰り返し誘ってくる行為や、立場を利用して身体に触れてくる行為によって、就活中の女性が悩まされているという実態が浮き彫りとなっている。
さて、それらのセクハラを誰から受けたのかという質問には、性的な冗談やからかいは人事担当者、食事やデートへの執拗な誘いや性的な関係の強要はOB・OGという回答が多かった。
いくら売り手市場とはいえ、採用する側とされる側の立場を考えれば、やはり採用する側の方に分があるだろう。その立場を利用してセクハラ行為に及ぶような人事担当者やOB・OGのいる企業には、優秀な人材が集まらなくなるのは明白。採用担当者は、人材不足や優秀な人材確保の困難さが叫ばれる今こそ、ハラスメントについて、今一度、認識しておく必要がありそうだ。
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