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「株価」とは、株式会社が発行している1株あたりの価格のことをいいます。ただ、株の価格といっても、この価格は食料品や家電などの商品のように、定価がある程度決まっているというものではありません。株の価格は常に「時価」で変動しています。つまり、その値段を調べた時や売買しようと思った時の価格が示されているということであり、今日調べた株価が、明日の株価と大きくかわっているということもよくあります。この毎日、毎時間、もっといえば毎分毎秒変化している株価は、どのようにして価格が決定されているのでしょうか。また、ある程度知っている方でもIPO(新規公開株)の株価の決め方については知らないかもしれません。今回は、株価の決められ方を簡単に解説します。
株価の決められ方を理解するためには、需要と供給についての基本的な知識を抑えておかなければなりません。株価は需要と供給のバランス、つまり、売りたい人と買いたい人のバランスによって決められているからです。株の場合は特に顕著なのですが、市場では「できるだけ高く売りたい」という人と「できるだけ安く買いたい」という人で構成されています。そのため、「できるだけ安く買いたい」という人が「高値でも買いたい」と感じるようになれば、それだけ株の価値も高まるという仕組みになっています。このように、株価は売りたい人が提示する価格と、その価格で買いたいという人の提示する価格のバランスによって、価格が決められています。
需要と供給のバランスに配慮して株価を決める方法には、大きく分けて「オークション方式」と「ブックビルディング方式」という2つの方法があります。株価の決まり方が話題になる時は、すでに公開されている株について語られることが多く、そのため公開株に適応されている「オークション方式」だけが存在しているかのように扱われていますが、IPO(新規公開株)には「ブックビルディング方式」が適応されています。
以下、2つの方法の違いについて、解説します。
「オークション方式」というのは、その名の通り「できるだけ高く売りたい!」という人と「できるだけ安く買いたい!」という人が集まっている場で、「○○円なら売る」「□□円なら買う」といった要求をお互い突き付け、競争しながら価格を決定していく方式のことをいいます。別名は「入札方式」です。
早く売りたい人は安い値段をつけ、もっと高く売れると考えている人は高い値段をつけます。買手も価値があると思えば高値でも買いますが、そこまでの価値はないと判断した場合、値段が下がるのを待つといった行動をとるでしょう。
すでに公開されている株の価格は、このオークション方式で決定されます。
「ブックビルディング方式」は、IPOの価格を決定する方法で、別名「需要積み上げ方式」と呼ばれています。株式会社の取締役会や、株の価格に詳しい機関投資家の意見を参考に仮の価格を設定し、その仮の価格を投資家に示すことで需要を計り、最終的な公開価格を決めるという方式です。
新規公開株の一定の目安が提示されることで、投資家たちが取引しやすくなるというメリットがあります。新しく公開される株には、このブックビルディング方式が適応されています。
株価の需要と供給のバランスに影響を与える要因については、内部要因と外部要因があります。
内部要因には、「現在は需要が多い」「供給が多い」といった、市場における需要と供給のバランスに関する情報自体が含まれます。それに対し、外部要因には、円安や物価の上昇など、経済界全体の動向が含まれます。たとえば、国が突然「環境を考慮した車の購入には補助金を出す」といったニュースが流れた場合は、これが外部要因として、電気自動車に力をいれている企業の株価が突然上がるかもしれません。結局のところ、株価は需要と供給のバランスによって決定されるのですが、この需要と供給のバランスに影響を与える要素が多種多様であるため、株の価格の変化をとらえることは難しいと考えられているのです。
株価は、一言でいえば需要と供給のバランスによって決まりますが、「オークション方式」と「ブックビルディング方式」があり、さまざまな要因が絡み合って決定されています。投資を考えている人も、仕事で必要な人も、基本をおさえておきましょう。
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