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3月1日から一斉に、2020年度新卒採用についての情報公開が解禁となりましたが、最近、新卒採用の手段として「新卒エージェント」というサービスが広まってきているのをご存知ですか?
今回は、このサービスが広まっている背景や、企業人事にとってのメリットやデメリットについて解説します。
目次【本記事の内容】
ここ数年、企業の採用活動は多様化してきています。理由の一つには、インターネットやスマートフォンを使った採用活動のIT化もありますが、もう一つには、深刻な人手不足のために売り手市場と言われる状況が続いていることが挙げられます。どの企業も、より優秀な人材を、なるべく早く確保し、確実に入社してもらいたいと考えているため、様々な手段で学生にアピールし、興味を持ってもらう必要があるのです。
そのための手段として、新卒エージェントを活用する企業が増えてきました。
「エージェント」は以前から、中途採用の場合に、多くの企業に活用されてきたツールです。それと同じように、新卒者を対象として企業と学生をマッチングしてくれるサービスが新卒エージェントです。
従来からある就活イベントへの出展や就活メディアへの露出をする場合、採用の成否に関わらずコストが発生するのに対し、新卒エージェントは実際に内定・入社が決まった後に報酬を支払う仕組みのため、採用コストを抑えることができる場合があります。初期費用が掛からないので、採用人数が少ない企業や、急な追加募集をかけたいといった臨機応変な採用を行いたい企業に向いている手段と言えるでしょう。
コスト面での魅力は既に述べた通りですが、それ以外にも、新卒エージェントは企業人事にとってメリットがあります。
毎年のように公表される就活生人気企業ランキングなどを見ると、どのリサーチ会社の結果であっても、上位は必ずだれもが知っている企業名が並びます。例えば、BtoC向けのビジネスを行っている航空会社や自動車メーカー、大手酒類メーカーなどです。反対に、BtoB向けのビジネスを行っている会社や新しい産業分野の企業は、一般消費者に知名度がないため、就活生の目に留まりにくい実情があります。
新卒エージェントは、就活生の志望やキャラクターと企業の欲しい人材像とをマッチングして就活生に紹介してくれるサービスです。そのため、就活生には企業選びの幅が広がるメリットがあり、企業は今までリーチしきれなかった学生にアピールできるようになるなど、相互メリットがあります。
人事は採用活動だけを行っているわけではありませんが、一般的に就活シーズンは期間が決まってしまっているため、その間、人事担当者の負荷が高まる傾向があります。
最近では、インターネットを活用した就活方法が一般的になっていることもあり、多くの学生が「とりあえずたくさんの企業にエントリーする」のが普通となっています。そのため、説明会や選考会を欠席する学生も増えており、エントリー管理が煩雑になる問題が各企業で起きています。
その上、簡単に多くの企業にエントリーできることから志望動機が薄い学生も多く、内定をしても入社に至らないなど、人事の負荷の割には無駄が増えているのも実情です。
その点、新卒エージェントからは、応募の意思確認ができている学生だけを紹介してもらうことができ、なおかつ煩雑なエントリー管理の業務も代行してもらえるので、担当者は、そうした作業負担を減らし、自社の魅力や欲しい人材像のアピールに注力することができるのです。
知名度がそれほど高くない、会社名からでは何をしている会社か分かりにくいといった企業の場合、一般的な就活メディアに露出をしても、反響が得られない場合があります。学生も、見知った企業名以外にはあまり関心が持てないことも多く、会社の特色をイメージしにくいので致し方なしと言えなくもありません。また、学生は社会人経験がなく、明確なキャリアプランもないことがほとんどですので、そうした学生が自ら企業を選ぶことは難しいとも言えます。
そこで、新卒エージェントによって学生に適した企業とキャリアプランを提案してもらうことにより、学生にとっては志望の動機付けが強まり、企業にとってはより「入社見込み」の高い学生からエントリーしてもらうことができるようになります。
新卒エージェントは、その企業の採用方針や特色によってデメリットとなる部分もあります。
イベントの出展やメディア露出のための広告費に比べると、初期費用が掛からず1人あたりの採用コストが安く見える新卒エージェントですが、大量採用をする場合にはコスト増になる可能性もあります。
一般的に新卒エージェントの成果報酬は企業規模や業種などによって異なり、数十万~数百万円となります。そのため、既に知名度のある企業や自社の運営サイト経由である程度のエントリー数を得られることができる企業であれば、一括採用のメイン手段としては新卒エージェントを活用せずに、急な追加募集など、部分的な採用で活用するなどの使い分けが必要と言えます。
新卒エージェントは、登録している学生からしか企業に紹介することができません。そのため、それぞれの新卒エージェントでマッチングできる学生の数や特色には偏りが出る可能性も否めません。また、大手の就活サイトなどのメディアに比べると、どうしても登録している学生数は少なく、広く多くの学生の中から選抜したいと思う企業にとっては物足りないかもしれません。
就活生をあらかじめスクリーニングしてエントリー管理までしてくれる新卒エージェントは、新しい採用活動の手段として広まってきています。ただし、企業にとっては、コスト削減や、見込みのある学生へのリーチといったメリットがある一方、企業の知名度や採用予定人数によっては非効率な場合もあります。自社の採用方針に向いているのかをよく検討し、有効に活用するようにしましょう。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
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